SQ5学会

世界樹の迷宮Ⅴに関する調査・研究をしています

世界樹の迷宮X HEROIC 貴き深淵の令嬢 Lv20撃破・補遺(4) - アンデッド対決

こちらは下記動画の補足記事・その4です。

補足記事その1は こちら です。
補足記事その2は こちら です。
補足記事その3は こちら です。

その3では、令嬢のAIについて深掘りして考察しました。
今回は、「食い縛り」手段としての「闇の眷属」について考察します。


 

前回までの考察で、「黄泉送り」までの時間稼ぎをする目処は立ちました。
今回は、実際に呪いダメージを食い縛る手段について考えていきます。

まず、このゲームで確実に「食い縛り」効果を発動させられるスキルは2つしかありません。
「不屈の号令(バグ)」と「不死の肉体」です。
(今回の戦法では少なくとも10回以上連続で食い縛りを発動させる必要があるため、確率発動のスキルは候補から除外します。)

まず「不屈の号令」ですが、Lv40で覚えるスキルなので、Lv20撃破では使えません
バグ利用がずるいとか面白くないとかの主観的な理由ではなく、そもそも使えません!
(このあたりがすっきりするのでLv20撃破にしたかった、というのは実は大いにあります。)

あとこれは余談ですが、不屈バグは海外版では直っているそうです。なぜだアトラス。

というわけで今回利用するのは「不死の肉体」一択になります。
ほぼクリア後限定の話ですが、個人的にこれは呪い反射をするために生まれてきたスキルだと思います。

闇の眷属と不死の肉体

「不死の肉体」は隠し要素「闇の眷属」のフォースブーストです。
フォースブーストなのでターンを消費せず行動でき、効果中は回数無制限で食い縛りが発動します。
食いしばることができないのは即死効果を受けた場合と、状態異常で行動不能のときに致死ダメージを受けた場合だけです。
(ただし睡眠時に受けた致死ダメージは起きるのが先らしくセーフ)

この効果を使用し、令嬢の攻撃を3ターンにわたって呪い反射することでの撃破を目指します。
また、呪い反射以外にも、前回少し触れた「荒れ狂う刃」をやり過ごす手段としても使います

非常に強力な効果ではありますが、もちろんデメリットもあります。

  • アクセサリ枠が「赫き魔眼」で埋まる
    • 状態異常・封じなどの対策が難しくなる
    • 防具を3つ装備できなくなる
  • 元の職業のフォースブースト・ブレイクが上書きされる
    • フォースブレイクがあまり強い効果ではなく、低レベルではほぼ役に立たない
  • 日中はターン終了時にHPダメージを受ける
    • 昼に挑む場合はこれで戦闘不能にならないよう対策が必要

今回はこれを5人全員で使用したいのですが、「赫き魔眼」は唯一品で、かつ周回プレイで増やすことができません。
さらに、「闇の眷属」はQRコードからのスカウトができず、すれちがい通信のギルドカードからしかスカウトできません。

すれちがい通信」は、1回すれ違った3DSと再度すれ違うためには8時間待つ必要があります。
私は本体を2つしか持っていないので、異なるステータスの「闇の眷属」を複数スカウトしたい場合は1人につき8時間の待機が発生します。
(本体の時計を調整してもこの8時間制限は突破できないようです。本体初期化ならいけるそうですが・・・)

また、スカウトしたメンバーは装備変更・スキルポイントの振り分けができません。
なので、スキル振りや装備を変更したくなった場合はすれ違い通信からやり直しです。

要するに何が言いたいかというと、「準備や試行錯誤にめちゃくちゃ時間がかかる」ということです。
ある意味これが一番のデメリットかもしれません。
(今回はパラディン3人を同じステータスにしてこのあたりの負荷を低減しています。)

また、スカウトしたメンバーには経験値が入らないため、戦闘後のリザルト画面に表示されません。
本当はリザルト画面でLv20が5人並ぶ画を撮りたかったのですが、それは叶いませんでした。
(なので、いつかリザルト画面に低レベルが5人並ぶような攻略もしたいものです。)

ちなみに、「5人用意しなくてもスケープゴート等で1人に押し付ければいいのでは?」と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、ガード系スキルは敵のターン終了時行動には効果がないので、「黄泉送り」を闇の眷属1人で受け切ることはできません。
なので、今回の戦法を実施するには闇の眷属は5人必要になります。

闇の眷属が複数いることの是非

今回の戦法は「闇の眷属」を複数使用することを前提にしています。
ですが正直なところ、「闇の眷属」の複数使用は想定されたバランスではないとも思っています。
(ギルドカードからのスカウトという限定的な方法でしか実現できないことからも、それが窺えます。)

「不死の肉体」は、効果が強すぎて使用者が複数いると色々な「悪さ」ができてしまいます。
例えば、以下のようなループを作れば低レベルでもほとんどの攻撃を完封できてしまいます。

① 眷属Aで「不死の肉体」を使用し、効果中の攻撃をすべて受けさせさせる
② 眷属Bで同じことをする。その間、眷属Aのフォースを回復させる
③ 眷属Aで同じことをする。その間、眷属Bのフォースを回復させ、②に戻る

もちろん、状態異常などの対策はしなければならないのでこれですべて楽勝とはいきませんが、少し工夫を加えればこれだけで大半のボスは撃破できるのではないかと思います。

・・・というわけで、何が言いたいかというと、令嬢の低レベル攻略はこれで「終わって」などいない、ということです。
私自身も、前述したように「リザルト画面に低レベルが5人並ぶような」攻略をしたいと思っていますし、私以外の誰かがそれを達成するのであれば、ぜひともそれをこの目で見たいと思っています。
(Lv20は流石に無理だと思いますが、Lv40なら呪い反射なしの正攻法でもひょっとすると倒せるかもしれません!)


 

……といったところで、長くなってきたので次回に続きます。
次回は、解説しきれなかった細かいポイントを雑多に紹介しつつ、この連載を締めたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。