SQ5学会

世界樹の迷宮Ⅴに関する調査・研究をしています

世界樹の迷宮Ⅴ 続・ADVANCED 星喰Lv20撃破の補足解説

こちらは下記の動画の解説記事(のようなもの)です。



実は動画内であらかた解説はしてしまったので、この記事は半ば雑記のような形式にはなりますが、
よろしければお付き合いください。


 

補足

それでは、動画の尺の都合で説明しきれなかった部分について補足していきます。

今回の戦法について

今回の戦法は、下記の動画を大いに参考にしています。
(非常に有名な動画なので、見たことがある方も多いかと思います。)

【参考動画】

今回の戦法の勝率は 約6% です。(細かい調整を加えれば更にもう少し上がる見込みです。)
前回の戦法
はかなり成功率が低かったのですが、今回はそれに比べればかなり改善されています。
(ソロ撃破に取り組んでいたせいでこのあたりの感覚が麻痺している)

スキル振りについて 

セスタスが「粉骨砕身」「奥義 天地破天の両方をLv10にするのに必要なSPは 27 です
そしておそらく偶然だとは思いますが、引退なしLv20のSPはちょうど 27 ですやアこ縛見抜

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それ以外のメンバーは、SPには比較的余裕があります。
今回は必須スキルが多くなく、また前提もあまり重くなかったので助かりました。

装備・ステータス調整について

セスタス

f:id:sq5researcher:20210415193545p:plain(セスタス2人は装備・スキル振り共通)

ATK を目標値の 321 まで上げるよう調整しています。
なお、「世界樹の指輪」(STR+30) を使えば ATK331 まで上げられます。
その場合、「誘い込み」の必要回避回数を1回減らせます
(今回は2人分用意するために周回するのが面倒だったので使わずに調整しました。)

フェンサー

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 「ビジョンスラスト」で盲目付与をする役目があるので、LUC を重視して上げています。
フルバーストの回避には AGI・LUC や回避・命中関連の補助スキルは一切関与しません。
なので AGI を気にする必要はあまりなく、また全裸になる必要も全くありません
(このあたりが腑に落ちない方は、以前の解説記事 を参照してください)

実は AGI・LUC が低すぎると「ビジョンスラスト」の命中率が100%にならないのですが、
今回はこの点は心配ありませんでした。
(「ビジョンスラスト」に+25% 命中率補正が付いているのが大きかったです。 )

シャーマン

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AGI を重視して上げていますが、ここまで本気で AGI を盛る必要はなく、
フルバーストに「神託:乱舞」が確定で間に合う程度の行動速度値があれば大丈夫です。
(「神託:乱舞」は行動速度補正200%なのでかなり余裕はあります。)

ドラグーン

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3ターン目 の行動順調整のために AGI を微調整しています。(詳しくは後述)
あとは適当です。

TURN 1

今回はメンバー的に素早さが足りないので、1ターン目は「電光石火」を使っています。
AGIの調整だけでなんとかならないこともないのですが、苦労に見合わないので見送りました。

1ターン目の突破率(=睡眠付与率)は約20%です。
過去の反省を踏まえ、今回は確率が悪い部分が早いターンになるように調整しました。
(成功までにかかる時間に直結するので、実はこのあたりは全体の成功率よりも重要かもしれません。) 

TURN 2

ターン突破率(=睡眠持続率)は推定で約90%です。
(状態異常回復の確率はまだ正確な計算式が判明していません。)

TURN 3

このターンの目標

今回の戦法では4ターン目に盲目を付与するのは現実的ではありません。
(自由行動できるのがセスタスとドラグーンしかおらず、両者とも行動速度の調整が困難なため。)

よって、3ターン目に以下の準備をすべて完了する必要があります。

① 本体とパーツの睡眠解除(全体攻撃)
② 本体への盲目付与
③ 「奥義 天地破天」のチャージ効果を得る

このうち ③ だけでセスタス×2と「ソーマプライム」使用者の行動が潰れます。
したがって、残りの2人で①と②をそれぞれ実行する必要がでてきます。

盲目付与

ビジョンスラスト」Lv10 は基本付与率が 80% とかなり高めです。
LUC 重視装備 +「黒霧」により、ターン突破率(=盲目付与率)は 約51% です。

前述の通り命中補正(+25%)がついているので、このAGI差にも関わらず100%命中します。

ビジョンスラスト」には行動速度補正(120%)もついており、通常は文句なしに優秀なのですが、
今回はこの補正のせいで行動順調整でやや苦労することとなりました。

行動順調整

星喰の特殊な仕様として、本体が睡眠状態の間はパーツは行動してきません。

しかしながら、これは通常の睡眠による行動不能とは別の処理が行われているようで、
「(パーツ名)は行動できない!」のメッセージが表示されるよりも前に本体の睡眠を解除すると、
パーツは当然の権利のように行動します

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よって、行動順は【行動不能判定】 → 【全体攻撃】 ⇢ 【盲目付与】 の順でないといけません。
(したがって、この3つの順番が乱数に影響されないようにするにはかなり緻密な行動速度調整が要求されます。)

この行動不能判定は、おそらく星喰のAGIで速度補正なしの行動をしたときと同等の速度です。

全体攻撃の手段は、「バラージウォール」か起動符かの二択です。
今回は「砲撃準備」(300%)+「バラージウォール」(80%)で半ば強引に調整しています。
(結論から言えば、シャーマンの装備とAGIを微調整し、シャーマンで起動符を使うのが最善でした。)

TURN 4

このターンの突破率(フェンサーの回避回数が7回以上)は約70%です。
回避回数がちょうど7回の場合は「キングプレス」で不足分のダメージを補って撃破です。
(「キングプレス」は威力400%。低命中ですが、都合よく相手が盲目なので必中です。)

また「竜の咆哮」の狙われ率補正は非常に高く、大きなHP差がなければほぼ100%吸い込みます
(これに関しては、世界樹の迷宮X Wiki の このページ が非常に参考になりました。)

その他雑感

「誘い込み」はなぜ強いのか

今回の戦法ですが、そもそも完全に盲点でした。
動画を見てくださった方も感じたかもしれませんが、今回は戦法には目新しさはありません。

意外だったのは、「誘い込み」でこれほど強力なダメージが出せる、というところです。
(それどころかダメージは若干オーバーキル気味です。これは直感に反するのではないかと思います。)

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誘い込み」の反撃は1発 400% で、数値上は大したことはありません。
ですが、このスキルの真の恐ろしさは発動回数に上限がないところにあります。

つまり今回のように7回発動させた場合、400%×7×2=5600% 相当の威力ということになります。
ちなみに「黄泉返し」で この半分の威力(2800%)を出すための条件は 全員HP1 ・平均HP減少値 1144 です。

また、武器属性攻撃であるという点も非常に重要です。
これにより、属性付与によりほとんどの敵の弱点を突けます。
そして「神託:乱舞」の補正(対応する属性のダメージ 1.5倍)が乗せられます。

さらに極めつけとして、攻撃するのはスキル使用者ではないという点が非常に凶悪です。
同列の味方がチャージしていた場合、チャージ倍率は「誘い込み」と本人の行動の両方に乗ります。
(実質的に、同列の味方2人分の火力を1人で出していることになります。)

以上を総合すると、反撃の7回発動した「誘い込み」は、チャージスキルを乗せることのできる、
威力5600%相当(400% × 14回攻撃)の複合属性スキルである といえます。

これは文句なしに「強い」といって差し支えないでしょう。

前回の戦法との比較

まず、撃破成功率が(雑に見積もっても)5倍~10倍 になりました。
なので発見してから動画投稿までが非常にスムーズでした。前回の苦労は一体なんだったのか

また、要求されるスキルやステータスの水準がかなり低いところも優秀だと思います。
セスタスの最低限の ATK だけ確保できればだいたい OK なので、RTA にも向いていると思います。

しかし個人的な好みで言えば、前回の戦法のほうが気に入ってはいます。
なので、こちらを先に思いつかなくてよかった・・・と心から思います。
(「奥義 煉獄殺」というスキルの可能性を示せましたし、なによりお互いに5桁ダメージが飛び交うところが素敵です。)

そういうわけなので、よろしければ前回の動画もあわせてご覧ください。

おまけ

【おまけの余談】
・ 鍛冶していないソボロを3枠目に装備している理由がすぐに分かった人はマニアです。
・ 属性起動符ではなく物理起動符を投げている理由が分かる人はかなりのマニアです。

 


 

本記事の内容は以上となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。